2011年11月20日日曜日
朝日少年少女理科年鑑1971
また凄いのを見つけてしまいました。本棚の奥から朝日の理科年鑑。1971年の創刊号である。多少紙焼けしているが、保存状態は良好。ページをめくると、当時の状況が良く分かる。驚いたのは、(いや、ある意味当然なのかもしれないが・・)注目されているテーマが現代とかなりオーバーラップしていること。宇宙開発、環境問題、ロボット技術、コンピューターを中心とする通信技術、臓器移植など。逆に40年経過して各領域はどこまで進んだのだろうか?リニアモーターカーの模型写真が載っていたが、今ようやくその現実味がでてきたところであり、いかに科学のpracticalな進歩には時間がかかるかということを感じた。写真はそれこそ40年前に想像された未来のコミュニケーション図。味があってよろしい。デスクトップのディスプレイはなんとなく当たっている。当時予想できてなかった点は、ワイヤレス化と携帯化・小型化だろうか。そうしてみると通信分野はかなり進歩が速いともいえるのかもしれない。ところで残念ながらこの年鑑は1983年で終了している。時の流れを感じる。
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