2011年1月30日日曜日

2011アジアカップ総括


とにかく凄かった。凄すぎた。申し訳ないけど日本の優勝ははっきり言って予想外であった。決勝トーナメントの試合はいずれも神がかり的と言っても良い。逆境の中から勝利できたことはこれまでの日本サッカーにはなかったこと。少なくとも確実に成長している。今回の好成績の背景を分析しよう。1つは、W杯の翌年で、その勢いやチームの意識が継続されていたこと。監督交代という大きな節目があったが、これをうまく乗り切って流れに乗れたことは、メンバーの結束(やはりここでは長谷部のキャプテンシーをあげたい)、そして、個性が強いがそれ以上にまとまりを意識する力を持てた本田の存在が大きいのではないかと思う。そして2つ目はザッケローニ監督の指導力と人格。これも大きい。就任後負けなしで今回の成績は史上初であろう。能力の高さと運の強さを感じる。あと、個人的にはMVPは長友と川島。そして、残念ながら決勝には出れなかったが、香川のポテンシャルの高さ。これには感激した。さらにやや地元びいきではあるが、吉田の今後の活躍(中沢の後継者として)にも期待が大きい。残念ながら個人のフィジカルの強さやテクニックに関してはまだ底上げしていく必要があるのは今回の大会でも目に付いた。しかし、それ以上に優勝の喜びが大きかった。日本の若者も捨てたもんじゃない。すべての世代がこれを見習って、日本全体を元気づかせてほしいと思うのは私だけではないはず。

郡山へ





恒例のLap講習会で郡山へ。相変わらずのハードスケジュール。いつもの行程で18時半に郡山着。こちらも例年より寒いとのことで、路上には除雪後の雪の小山が市街地でも残っていた。気温はマイナス2~3°か。またまた例の飲み屋で今年は鰤シャブであった。まあまあ旨い。翌日は朝からジャンボタクシーでラボへ。いつもの入門者指導をこなす。なんとか時間通りに終えて、ラボを後にした。合間にマンホール写真をゲット。文字は刻まれていない。おそらく郡山市の鳥や花なんだろう、詳細は不明である。2日間で撮影したショットをいくつかアップしておく。

2011年1月22日土曜日

今年はさみいー



久しぶりの晴天。朝から島原へ。途中普賢の冠雪を見る。気温は-2℃。寒いわけだ。

蛍光灯



久しぶりの投稿。最近この手の古いモノシリーズが続いているが、今回のモノは蛍光灯。やはり実家での発掘である。仏壇横の床の間(元来、ここのスペースはお茶室のコンセプトで作られている)の電灯。いよいよチカチカしてきたので取り外してみた。よく考えれば実家建築以来はじめての寿命切れである。約40年である。というのも、これまではほとんど全くと言ってよいほど使われていなかった。一昨年母が亡くなってからこのスペースには母の遺影を置いているのだが、それからは頻繁に点灯していたため、今回の転帰となったのであろう。おそるおそるはずすと、なんと6W、長さ約21センチのいかにも華奢な細長い蛍光灯。ナショナルである。字体もレトロ。思わず、”あ、これはもう製造中止じゃないんカナ?”と思ってしまうほどこれまで見たこともないようなタイプだった。早速調査。すると、なんと現在も存在することが判明。パナソニック、東芝、三菱の3社が提供している。ほぼ同じ形だが、両端の細かい形状はむしろ東芝のものが類似している。いずれにしろ、素晴らしい。さて、交換のため購入すべきか、今後のこと考えて電灯のタイプそのものを新しくするか?親父が判断するであろう。

2011年1月14日金曜日

古新聞


正月に実家に集まった時、姉たちがガレージの倉庫からなにやら博多人形の入った箱を持ち出してきて開けていた。包んであった新聞紙をみると、何と昭和59年。思わず撮影した。5月19日。思い起こせば大学3年生である。この時は九州山口医科学生大会(九山)へ向けての練習中に右足首の靱帯断裂で入院手術をして、多分退院してまだ間もないころであろうと思う。よくもまあこんな時の新聞が出てきたものである。コボちゃんはまだ連載786回である。新刊案内でなんと筒井康隆の”虚構船団”が出ていた。これもすごい。時の流れを実感した。

2011年1月8日土曜日

日米熱さまシート比較


小林製薬のヒット商品。10年前にはすでにアメリカでも販売されていたようである。持ち帰っていたものが出てきたので、日米比較を行った。製品の中身そのものはほぼ同一。写真のように表示が異なる。アメリカのほうが子供がやや年長に見え、熱も少し低そうである。あるいはすでに解熱状態か?日本の子供は口をあけてやや苦しそうである。熱性けいれん症例か?製品のネーミングはコンセプトの相違をやや感じさせる。日本のほうが少しおちゃらけている。あと、細かい記載も異なっており、お国柄の違いを反映しているような印象。

2011年1月7日金曜日

Hot Streets


今年最初のレコジャケシリーズ。やはり、自分にとってのmilestoneであるChicagoをとりあげよう。購入は多分中3である。動機は定かではない。多分当時の西友道の尾店(今でもあり)の1階にあったレコード店で買ったと思う。その頃でいくらくらいかなあ?2000円?2500円?いずれにしろA面最初のHot Streetsにいきなりノックアウト。自分にとっては初体験のサウンドだった。何といっても金管の響きの良さと歌詞の軽快さに惚れた。以後、全部ではないにしろアルバムが出るたびに購入もしくはレンタルする。しばらくしてメンバーも入れ替わり、ソロになったピーターセテラなんかも良く聞いた。とにかくこのアルバムはテープに録音して高校生活の間何度となく聞いた思い出がある。"No tell lover"を聞くと、まだ慣れない寮生活の頃の淋しい感じをいまでも思い出す。こんな風に刻み込まれたメロディーは、一生忘れないんだろうな。

2011年1月3日月曜日

正月の風景


長年過ごしてきた正月3が日であるが、なんとなく画一化されているような気がして、ちょっと振り返ってみたくなった。中学生のころまではどうしても親と行動を共にするので、だいたい1日は父の実家、2日ないし3日は母の実家に伺うのが定番であった。そのうち数回は家族で旅館かホテルに1泊したこともあったと思う。おそらく写真が残ってるためであろう、小学3年生の正月は家族で島原の九十九ホテルに泊まった。天候にも恵まれ子供心にああ、良いなあなんて気分に浸ってたような記憶がある。高校3年間と大学生時代もおおむね変わりないパターンだったかと思うけど、受験や友達同士で初もうでなんか行ったりして、それまでほど家族での行動が密ではなかったように思う。そのうち姉が嫁ぎ、自分も社会人で仕事を始めると、親戚で集まる機会はグッと減った。少なくともここ15年は集まってないのではないかと思う。変わって両親の自宅(すなわち自分の実家)に親兄弟の家族で集まるようになった。多くは2日の夕食の時で、これは現在も続いている。ただ、母も交えての全員集合は2008年が最後だった。テレビ番組もおおむね同じかなあ。というか、番組内容がすでに画一化されているので、これは変えようがない。ずっと天皇杯や高校サッカーが主だったけど、最近は国見高校も弱くなったし、天皇杯も存在感やや薄いしで、もっぱら箱根駅伝を楽しみにしている。これまでずっと続けてきた年越し勉強も今年は中断。その瞬間は福岡のホテルでカウントダウンパーティーだった。こんなのもたまには新鮮で良い。過去、この習慣が途絶えたのはオマハ時代に21世紀を迎える瞬間を日本人家族のアパートで皆で過ごした時ぐらい。あとは小学校高学年からずっとやってきた。多分皆さんもいろんな正月の習慣があるんだと思う。ただ、昨今の日本の状況からすると、雰囲気がずいぶん変わってきたのも事実であろう。せめて、正月くらいは日本人らしさをじっくり味わう余裕がほしい。

2011年1月2日日曜日

12月の読書メーター

2010年12月のベストは打ちのめされるようなすごい本。米原万理さんの筆力・知力はすさまじい。失ったことはつくづく残念である。2010年の年間1位はフェルマーの最終定理。2位は掌の小説、3位は悪童日記からの3部作、4位飛ぶ教室、5位暗号解読、6位道をひらく、7位そうだったのか現代史、8位宇宙創成、9位ワークショップ入門、10位柿の種。1位はやはり頭一つ抜けた。あとはなかなか順位決定が難しい。
12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1465ページ

ロードス島攻防記 (新潮文庫)ロードス島攻防記 (新潮文庫)
叙述の手法はコンスタンティノープルの陥落と類似しているけど、確かにスレイマンをはじめ人物の持ち味が異なるところが本作の特徴なのでしょう。カバー装画とロードスのドルチェな気候描写があわさって、色つきのイメージでさらりと読めた感じです。
読了日:12月25日 著者:塩野 七生
Newton (ニュートン) 2011年 02月号 [雑誌]Newton (ニュートン) 2011年 02月号 [雑誌]
大学生時代以降全く触れていなかった微積を手際よく思い出させてもらいました。ラマチャンドラン博士の意識の部分での絵は私にはチャウチャウに見えました。それからやっぱり超新星特集は美しい。SN1987Aなんて芸術だよ。
読了日:12月23日 著者:
打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)
本当に打ちのめされるような本にまだ出会っていない自分にとっては羨ましすぎる。しかし、その読書量とスピードのすごさ、そして良い意味での批判的コメントは深く、脱帽です。
読了日:12月15日 著者:米原 万里
10代のうちに考えておくこと (岩波ジュニア新書 505)10代のうちに考えておくこと (岩波ジュニア新書 505)
さすがに中年男にとってはagree度60%かな。中学生の娘には勧めても良いとは思う。ただし、読んでくれるかはわからないかも。
読了日:12月07日 著者:香山 リカ
ことばの力―しゃべる・聞く・伝える (岩波ジュニア新書)ことばの力―しゃべる・聞く・伝える (岩波ジュニア新書)
おさいせんをいれるのは かみさまもおかねがすきなのです。 う~ん、するどい。
読了日:12月04日 著者:川崎 洋
これからの思考の教科書 ~論理、直感、統合ー現場に必要な3つの考え方~これからの思考の教科書 ~論理、直感、統合ー現場に必要な3つの考え方~
全体に読みやすく、意識として残る部分も多くあった気がします。目的を持って雑食せよ、CREC法、635法。とりあえずこの辺りが即実践可能か?
読了日:12月01日 著者:酒井 穣

読書メーター

2011年1月1日土曜日

年頭所感2011


今年の長崎は記録的大雪の中でのスタートとなったが、かく言う自分は今回初めて県外での越年(アメリカ時代除く)となった。昨年は立場が変わって初めての本格的な1年であったので、やや手さぐり的な部分が多かった。やはり実感したことは、もっと自ら求めていかないと進歩はないのだ、ということ。自分の持てる力のまだ半分も発揮していないと猛省する。新たな視点で、柔軟に思考していく姿勢がもっと必要である。確かに読んだり聞いたりしたことで感じるものはそれなりに多くなったのであるが、実践に直結していない。今年はこの部分を重点的に達成していきたい。常の達成は現在にあり。そのためにはたわいのないことをも大切にしていかねばならない。心技体の調和を目指す!!写真は昨年大晦日の朝の風景。この凛とした静寂のように研ぎ澄まされた感覚を常に持ちたい。

カタルパの木 久し振りの投稿。この道は数十回と通っているはずなのであるが、気づいていなかった。カタルパの木、アメリカキササゲという北米由来の樹木である(木大角豆とも書くらしい、読めない)。初夏に開花するとある。今朝、久し振りに高良山に登ろうと車でいつものルートで参道下に向かう途中...