2011年9月23日金曜日

2011年秋分の日



まさに秋晴れのさわやかな日であったので、これを逃す手はない。家内を連れ出して2年ぶりに金比羅山に登った。登ったといっても例の立山から神社へ至るいわゆる散策路のみ。犬も一緒だったので、頂上まではいけず。まあ、よいでしょう。のんびり秋の空気を吸うことができた。写真は金星観測所の記念碑。途中の民家の庭にツルムラサキが繁っていた。子供のころ、時々母が食卓に出してくれてたのを思い出す。少し苦味があって、噛んでいるとネバッとしていたような記憶がある。
追記:2011年9月25日・・・ツルムラサキの写真を見ていてなんとなく懐かしい気分になったのは、食材としてのそれだけではなかったことに気がついた。実は子供のころこれと同じ色合いのミニカーを持ってたのである。すなわち外装がメタリックな赤紫(まさにツルの色)で内装がこれまたメタリックの黄緑色。車種は何なんだろう、外国車であることは間違いない。なんとなく、ムスタングだったような気がする・・・・。

2011年9月19日月曜日

富士空撮




窓側はめったにとらないんだけど、今回はたまにはいいか、ということで左窓側を確保。出発時長崎は台風15号の影響で土砂降りだったが、近畿地方過ぎたあたりから下界が見えてきた。久しぶりに夏の富士を見る。思わず撮影した。こうしてみると、やっぱりきれいであるが、そこまで聳え立つ印象はない。海上には雲が全くないのが印象的。ちなみに今回は国立西洋美術館を訪れた。大英博物館ギリシャ展。あまりの人の多さに辟易した。ヘラクレス像頭部は迫力あったなあ。円盤投げはコピーとはいえ2世紀の作。これも今にも動き出しそうであった。

2011年9月10日土曜日

通学路1




なかなか実際に自分の足で歩く機会はなく、今回改めてその感触を確かめた。小中学校のころ、何かにつけてやや遠回りのコースを通って帰路についていた。西浦上中学西側道路から続く結構急な坂。その登り口にある立方体の家は当時からある。今でも人が住んでるみたい。何となくシュールである。この坂の両側には間欠的な階段があり、真ん中は六角形の模様が切ってある車道になっている。車が通ることはほとんどなく、実際は階段部分や車道をかわるがわる歩いて登っていた。坂の頂上の左側に小さな公園があり、その隣に友達のH君の家があった。よく遊びに来てたなあ。この先は下り坂で車道をまたいでまた上り坂になる。ここは千歳緑地と名前が付いている。その途中に右に下る階段がある。住吉幼稚園に入る道で、この周辺の空間は僕の最も古い記憶の1つに当たる。実際に歩み入るのは何十年振りだろう。当時とは趣がかなり変わっており、気が遠くなるような感じは意外になかった。このあたりの風景はこれからも幾度となく思い出すことがあるだろう。

2011年9月4日日曜日

三菱兵器住吉トンネル




こんなすぐ足元に大戦の遺構があるなんて驚きである。かなり以前にそのようなトンネルがあることはニュースで聞いてはいたが、今回初めて目にすると、そのあまりの足元さ加減に正直びっくり。子供のころ何回となく行き来していた道の真下である。当時その入り口付近はなにか工場の物置みたいでたくさん機械が積まれていて、何だろうと思っていた記憶はなんとなくある。このトンネルの前に立つと、ひんやりした風が奥から吹いてくる。このあたりもすっかり変わってしまったなあ、というのが正直実感だった。

がん薬物療法専門医

本日付の読売新聞の「病院の実力」にがん薬物療法専門医が掲載されていた。私はその記事の内容含め、かなり問題があると思われ、違和感を禁じえないので思わず筆を執った。この制度はいわゆる内科系の学会である日本臨床腫瘍学会の抗ガン化学療法の専門医制度のことであり、それなりの試験と評価を通じて認定されたしっかりした制度であることは間違いないであろう。この制度の根拠とするところは、これまで主に化学療法を行ってきた外科医が多忙のため十分な化学療法を行えない、よって薬物療法は内科を中心とする専門医のほうでやるようにしましょう、ということである。まさにアメリカの手法の追随である。それはそれで意義のあることで、患者側にもメリットが得られることは理解できる。言いたいのは、日本癌治療学会および癌治療認定医の存在が全く無視された形での報道であることである。つまり、今回の記事を一般の人が読めば、外科医側が行っているがん薬物療法はいかにも不十分で危険であるといった誤解を生まざるを得ない。特に外科の中でも専門化の進んだ泌尿器科のような領域では、永年尿路性器癌のそれこそ診断から手術はもちろんのこと化学療法は当然含む幅広い薬物療法、放射線療法、その後の進行がんの緩和ケアにいたるまですべてのトータルマネージメントを行っている。このような状況でこのがん薬物療法専門医がいくら化学療法に精通しているとは言っても泌尿器がんの治療を十分に行えるとはどう考えても思えない。同新聞社(だけにはとどまらないが)はこれまでも特に医療領域でやや偏ったとしか思わざるを得ない記事を多数掲載してきた経緯がある。今回の内容も外科系腫瘍医のがん薬物療法施行を半ば否定するものであり、同社記者と日本臨床腫瘍学会関係者との関係まであらぬ想像をしてしまう。1日でも早く、外科系腫瘍医の立場と現状を正しく評価した(これができるかどうかがかなり疑問ではあるが)記事を国民に発信するべきである。思いのすべてを上手く文章にできないのが歯がゆいが、同様の印象を持つ腫瘍外科医は少なくないはず。皆さんにも是非意見を出してほしい。

2011年9月1日木曜日

2011年8月の読書メーター

8月の読書メーター:
何のかんの言って、結構読んどる。

読んだ本の数:12冊
読んだページ数:1910ページ
ナイス数:95ナイス

図説 イエス・キリスト (ふくろうの本/世界の文化)図説 イエス・キリスト (ふくろうの本/世界の文化)
筆者独自の解釈も含まれているのであろうが、流れに沿って地図を見ながら読み進めるとかなりわかりやすい。ほぼ無知の自分にとっては極めて参考になった。しかしこれは奥が深いぞ。
読了日:08月28日 著者:河谷 龍彦
NHK ラジオ実践ビジネス英語 2011年 08月号 [雑誌]NHK ラジオ実践ビジネス英語 2011年 08月号 [雑誌]
ううっ。いまだに進歩なし・・(-_-;)。
読了日:08月27日 著者:
「交渉力」を強くする (ブルーバックス)「交渉力」を強くする (ブルーバックス)
コミュニケーションスキル応用編第一歩の位置づけと理解。結局は意識しながら経験を積むしかないのでしょう。
読了日:08月21日 著者:藤沢 晃治
図説 ドイツの歴史 (ふくろうの本)図説 ドイツの歴史 (ふくろうの本)
コンパクトに見えるけど、自分にとっては結構濃密。つまり、中世~近代史の知識のなさが完全に露呈した。しょうがないから、素直に読むしかない。しかし、このシリーズなかなか面白いかもしれない。
読了日:08月20日 著者:石田 勇治
ハツカネズミと人間 (新潮文庫)ハツカネズミと人間 (新潮文庫)
当直先で一気読み。アメリカ西部を舞台にした、なんとなく乾いた感じのするこの手の小説はなぜか好きである。展開もよどみなく、各キャラクターが実に生き生きとしている。原語で読んだらどんな感じなんだろう。
読了日:08月17日 著者:ジョン スタインベック
大村湾―超閉鎖性海域「琴の海」の自然と環境 (長崎新聞新書 (013))大村湾―超閉鎖性海域「琴の海」の自然と環境 (長崎新聞新書 (013))
過鞭毛藻というミクロの観点からみた超閉鎖性海域、大村湾。我が国の中でも極めて特殊な海域であることが再認識できる。地元の人にはもっと知ってもらいたいと痛感します。「大村湾再発見ガイドブック」もお勧めです。自分にはどうしてもその形が怪獣ラドンか箒にまたがった魔女に見えてしまう。皆さんはどうでしょう?
読了日:08月15日 著者:松岡 数充
Word Smart  A Visual Vocabulary BuilderWord Smart A Visual Vocabulary Builder
購入は留学先で2000年だったと思います。結構知らない単語ばかりで何度も挫折したのを覚えてます。アメリカでも語呂合わせで覚える手法があったことが面白かったですね。
読了日:08月14日 著者:Morgan Chase
マクベス (新潮文庫)マクベス (新潮文庫)
読まずに死ねるか!で、シェイクスピア2作目。確かに”不安”の要素を強く感じる。しかし歴史も含めてもう少し知識をつけないと、まだ十分には味わいつくせない事も実感。
読了日:08月14日 著者:シェイクスピア
3分勝負のプレゼンテーション3分勝負のプレゼンテーション
見開き1または2ページずつで分かりやすい。内容は”理系のための口頭発表技術”を超えるものでは残念ながらなさそうであるが、出だし30秒の重要性とシンプルなスライドデザインの必要性は再認識。確かに最後の”ご清聴”スライドはいらないのかもしれない。
読了日:08月07日 著者:加藤 昌男
エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)
年がばれそうなので言いづらいけど、約40年ぶりの再読です。それも実家にあった1965年の第8刷。なんと350円也。(証拠をつぶやきにアップしますのでチェックしてみてください)しかし、挿絵が素晴らしい。今読めば話の展開は予測可能な感じだけど、当時は次どうなるんだろうってワクワク感満載だったんだろうなあ。
読了日:08月06日 著者:ルース・スタイルス・ガネット
ウォーレン・バフェット 賢者の教え―世界一投資家思考の習慣 (経済界新書)ウォーレン・バフェット 賢者の教え―世界一投資家思考の習慣 (経済界新書)
う~ん。まさに賢者の教えである。以前”スノーボール”に手を出そうとしてその本の厚さにしり込みしてた自分が恥ずかしい。”自分から始めない限り成功はあり得ない。”・・・重い言葉である。ちなみに初めて氏の名前を知ったのが2000年。この時自分、実はオマハにいた。懐かしくもあり、なぜもっと早く、という思いも尽きない。
読了日:08月06日 著者:桑原 晃弥
李陵・山月記 (新潮文庫)李陵・山月記 (新潮文庫)
おそらく四半世紀ぶりの再読。初回は残念ながらまだ十分に読みこなせる力はなかったと思う(今度もだろうけど)。今回はじっくり時間をかけた。しかしこのルビと注解の嵐の中にして我々を読み入らせる作者の力量には脱帽した。ストーリーとしては「名人伝」が面白いが、今回の自分にとっては「李陵」が突き刺さるものがあった。蘇武と別れた以後の記録が死以外無い、というところが想像をかきたてられてさらに良い。
読了日:08月06日 著者:中島 敦

読書メーター

カタルパの木 久し振りの投稿。この道は数十回と通っているはずなのであるが、気づいていなかった。カタルパの木、アメリカキササゲという北米由来の樹木である(木大角豆とも書くらしい、読めない)。初夏に開花するとある。今朝、久し振りに高良山に登ろうと車でいつものルートで参道下に向かう途中...