2009年11月29日日曜日

紅葉 考

長崎市も遅ればせながらようやく本格的な紅葉の季節を迎えたようである。とはいってもいわゆる紅葉の名所に比べれば全く大したことはないのだが、本格的な寒さを迎える時期に入っていく節目になるので、毎年気には掛けている。とりあえずは住まいから正面に位置する山の色づきが変わっていく様子を目安にしているが、週末の犬との散歩の時に目にする近隣の変化がやはり楽しい。もみじの赤やイチョウの黄色はやはり訴える力があり、緑の中の彩度対比や背が高く葉のボリューム豊かなイチョウを見ると、ハッとすることすらある。一方、紅葉としてはやや精彩に欠く感じはあるが、個人的には桜の紅葉も好きである。緑、赤、橙、黄、茶の4色が微妙に混ざり合っている感じはフレームに収めると面白いんじゃないかなと思う。イチョウはある時期すぎると一気に落葉するみたいだけど、桜もどちらかというと散りやすい感じで、枝ぶりの良い木で色づいた葉がぽつぽつと残ったような桜を見ると、なぜかBill EvansのYou Must Believe In SpringのCDジャケの絵(季節は違うがシュールな感じが好きで、ジャケットのみで買ってしまった。実は中身もまあまあ好きだけど。)を思い浮かべてしまう。今年もこうして暮れて行くんだなあ、と思いながら濃いめのコーヒーを啜っています。

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