幼少時から慣れ親しんできた草花がある。しかし、その名前が正確に伝わってない場合もしばしばあるようである。小さいとき、父親からおそわってよく遊んでいたのが、とある雑草の葉を左手指で作った丸の上に乗せて、右てのひらで叩いて、”ぽんっ”と音を鳴らすものであった。雑草は今でもその辺りによく見かけるもので、当時父は、”ぽんぽん草”とか”しゅろ”とか呼んでいたようであった。2年ほど前ようやく正式な名前を知ることができた。それは”カラムシ”で、昔はその繊維を織って、布にしていたらしい。突き止めるのに雑草の本を3冊も買ってしまった。おかげで他の草花についての知識も確認できた。例えばカタバミの名の由来やアヤメとカキツバタの見分け方、ハルジョオンとヒメジョオンの区別はなかなか難しいことなど。また、センチュリー・ツリーといわれるリュウゼツランの花をこの3年間で2回も目撃した。それも職場の敷地内であった。気づいた人が果たしてどれくらいいたものか。
2009年11月15日日曜日
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