2010年12月のベストは打ちのめされるようなすごい本。米原万理さんの筆力・知力はすさまじい。失ったことはつくづく残念である。2010年の年間1位はフェルマーの最終定理。2位は掌の小説、3位は悪童日記からの3部作、4位飛ぶ教室、5位暗号解読、6位道をひらく、7位そうだったのか現代史、8位宇宙創成、9位ワークショップ入門、10位柿の種。1位はやはり頭一つ抜けた。あとはなかなか順位決定が難しい。
12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1465ページ
ロードス島攻防記 (新潮文庫)
叙述の手法はコンスタンティノープルの陥落と類似しているけど、確かにスレイマンをはじめ人物の持ち味が異なるところが本作の特徴なのでしょう。カバー装画とロードスのドルチェな気候描写があわさって、色つきのイメージでさらりと読めた感じです。
読了日:12月25日 著者:塩野 七生
Newton (ニュートン) 2011年 02月号 [雑誌]
大学生時代以降全く触れていなかった微積を手際よく思い出させてもらいました。ラマチャンドラン博士の意識の部分での絵は私にはチャウチャウに見えました。それからやっぱり超新星特集は美しい。SN1987Aなんて芸術だよ。
読了日:12月23日 著者:
打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)
本当に打ちのめされるような本にまだ出会っていない自分にとっては羨ましすぎる。しかし、その読書量とスピードのすごさ、そして良い意味での批判的コメントは深く、脱帽です。
読了日:12月15日 著者:米原 万里
10代のうちに考えておくこと (岩波ジュニア新書 505)
さすがに中年男にとってはagree度60%かな。中学生の娘には勧めても良いとは思う。ただし、読んでくれるかはわからないかも。
読了日:12月07日 著者:香山 リカ
ことばの力―しゃべる・聞く・伝える (岩波ジュニア新書)
おさいせんをいれるのは かみさまもおかねがすきなのです。 う~ん、するどい。
読了日:12月04日 著者:川崎 洋
これからの思考の教科書 ~論理、直感、統合ー現場に必要な3つの考え方~
全体に読みやすく、意識として残る部分も多くあった気がします。目的を持って雑食せよ、CREC法、635法。とりあえずこの辺りが即実践可能か?
読了日:12月01日 著者:酒井 穣
読書メーター
2011年1月2日日曜日
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カタルパの木 久し振りの投稿。この道は数十回と通っているはずなのであるが、気づいていなかった。カタルパの木、アメリカキササゲという北米由来の樹木である(木大角豆とも書くらしい、読めない)。初夏に開花するとある。今朝、久し振りに高良山に登ろうと車でいつものルートで参道下に向かう途中...
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写真は大浦のボウリング発祥の地のモニュメント。ここにあったのは知らなかった。あらためて撮影。昭和40年代後半から50年代前半にかけたボウリング全盛時代には市内に合計4か所のボウリング場があった。ゴールデンボウル(家野町)、ラッキーボウル(大橋町)、72ボウル(宝町)、そしてスポ...
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とても天気がよかったので久しぶりに近所の散策に出かけた。いつも車で近くは通っているのだけど、やはり歩いてみるといろんな細かいことに気付く。その中で今回はちょっとショッキングなことになってた。あの永井学生センターがとうとう取り壊されて平地になってしまっていたのだ。たぶん駐車場...
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前回豆腐の話を書いたとき、玄海嵐が出てきたので、つい九大時代の食生活について書きたくなった。時は1991年。まだ日本がいろんな事に前向きで元気のあったころ(というか、バブルか)。当然まだ独身であったので、ラボの学生や企業から来ていた同年代の研究生なんかとよく食事に出かけた。この...
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