2010年6月18日金曜日
梅雨のイメージ
今年も本格的な梅雨に入りました。1週間ずっと雨という年もしばしばあってたように思う。今年はどうだろう。梅雨といえば当然、ジメッとしてなんとなく陰鬱な気分になるのが常だけど、そうでもないイメージも少しある。なぜか、いずれも少年時代の、とある3つ記憶がしばしば浮かんでくるのである。ひとつは学校帰りの通学路で友達とわざと水溜りのある車道のそばにたたずんで、車が撥ねた水をどれだけ沢山浴びるかで遊んだこと。多分友達はA川君かK山君かどちらかだったと思うがよく覚えていない。結構ずぶぬれになってとにかく面白かった。2つ目は学校終わって家に帰ってきて特に遊びに出れるわけでもなく、家のリビングで只ボーっとして過ごしたある日の午後。なぜかその時の部屋の様子や薄暗い感じ、そしてしとしと雨音が妙に記憶に残っている。なんとなくうら寂しいのと、それからなぜか、ああ、生きているんだなという感じがあったことが今でも思い起こせる。3つ目は4年生の時の下校前の準備で廊下のロッカーのところでの記憶。何かをしたわけでもない、ただ、その時の廊下の情景や壁の濡れた感じ、そして匂いが混然となったイメージがはっきりとある。ジメジメして陰気だけど廊下は明るくてけっして気分は暗くない、ただただノスタルジックな感じがいまは強い。なんとも言えない、ただなぜかこの3つのシーンが梅雨時になるとよく思い出されるのだ。
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