2010年6月27日日曜日

文房具雑感


消しゴムはMONOを永年愛用している。最近は鉛筆書きそのものの頻度が減っているため、消しゴムを使う機会が激減している。なんかさびしい気もする。そもそも小学生の時通っていた塾(といっても元小学校教師のおばさんがやってるこぢんまりとした家庭的勉強室といった感じ。ただレベルは決して低くなかった)で、先生から消しゴムの使い方を指導されて以来ずっとである。先生はかならず袴(消しゴムの外カバー)は常にきれいにして、こまめに切りそろえるようにと教えてくれた。確かにきれいな消しゴムは学習意欲をなぜだか掻き立てるのである。ここではノートもページの真ん中でたてに折り目を付けて2列
にして使っていた。左手には分度器。分数はこれを使って書いていた。鉛筆はUNIが多かったかな。ちなみに三菱鉛筆は三菱財閥とは全く無関係の別会社だそうな。マークまで同じなのにねえ。自分は妙なものにやたら物もちがいいことがある。以前書いた目覚まし時計もその一つだけど、先日職場の机に入れているステープラの針がとうとう無くなった。足かけ8年にはなるんじゃないかな、多分アメリカから帰ってきて以来だから。ひと箱1000本入りで2箱。結構減らないものである。

2010年6月26日土曜日

10年たちました

Omaha留学から今年でもう10年がたった。留学時代は今でもいろんな思い出がある。この2年間は我々家族にとっても人生で一番思い出深く、幸せな時間のひとつである。惜しむらくは娘がまだ小さく、記憶が断片的であること。ただ、本人に聞くと、結構覚えている部分もあるらしい。是非大切にしてもらいたいものである。当時はまだ自分には日記をつける習慣が無く、いろんな記録はファイルしているが、細かい日常の出来事は写真やビデオから思い出すしかない。ラボでの出来事はノートや手帳にまあまあ書いてあるので、また今度見直してみよう。写真は2年間を過ごしたMirfieldのアパートからの眺め。アメリカ中西部の田舎町のだだっ広い感じが今でもこみあげてくる。夏と冬の気温差は特筆すべきで、Fでbelow 0 から110まで経験した。でもそれなりにすべてが楽しかったなあ。それから時々あったtornade watchなどstormのすごさ。一度180 Centerあたりのストアに買い物に行った時、行きは晴れていたのに、帰るときの駐車場で数分で薄暗くなり、突然ミニ竜巻みたいな乱気流が起こった時はさすがにびびった。時間があるときに少しずつ写真をスキャンしてアップしていきましょうかね。

2010年6月21日月曜日

Yosemite

America旅行シリーズ①

今朝、何気なくテレビをつけたら、morning melodyとやらの番組があっていた。画面は風景のみで、バックになにやらさわやかな音楽が流れていた。よくよく見ると、YosemiteのTunnel Viewであった。実はなぜかYosemiteには2回も訪れる機会があって、アメリカのNational Parkでも最も好きなところである。1回目は大学の卒業旅行で友人といった。1988年である!写真はその時に撮ったTunnel Viewからの写真。他にもEl CapitanやHalf Domeのふもとから見上げるアングルも圧巻であった。この時は3月で何と雪が降って寒かったことを覚えている。2回目はアメリカ留学中に家族で訪れた2001年。まだ娘は小さかったので、サンランシスコから休み休み延々5時間かけてのドライブであった。自分は2回目のやや余裕で、この時は高地のVista Pointから下界を眺めるところまで行ってみた。想像以上に美しかった。メタセコイヤの林で娘が転んで泣きじゃくって大変だった。しかし、いずれの時もとてもいい思い出である。朝の静寂の中で、本当に五感で自然を感じ取ることができた。また、2回目の時はさすがに記憶がまだ残っており、青リンゴをかじりながら散歩したこと、川辺で娘がアメリカ人の男の子と仲良くなって小石を投げて遊んだこと、帰り道でトイレが怖くて妻と娘が入るのに大変だったこと、などなど。また別のNational Parkにも行ってみたいが、なにせなかなか時間が無い。年老いてから行くよりも今のうちがいいんだが、何か良い方法はないかなあ。

2010年6月18日金曜日

梅雨のイメージ


今年も本格的な梅雨に入りました。1週間ずっと雨という年もしばしばあってたように思う。今年はどうだろう。梅雨といえば当然、ジメッとしてなんとなく陰鬱な気分になるのが常だけど、そうでもないイメージも少しある。なぜか、いずれも少年時代の、とある3つ記憶がしばしば浮かんでくるのである。ひとつは学校帰りの通学路で友達とわざと水溜りのある車道のそばにたたずんで、車が撥ねた水をどれだけ沢山浴びるかで遊んだこと。多分友達はA川君かK山君かどちらかだったと思うがよく覚えていない。結構ずぶぬれになってとにかく面白かった。2つ目は学校終わって家に帰ってきて特に遊びに出れるわけでもなく、家のリビングで只ボーっとして過ごしたある日の午後。なぜかその時の部屋の様子や薄暗い感じ、そしてしとしと雨音が妙に記憶に残っている。なんとなくうら寂しいのと、それからなぜか、ああ、生きているんだなという感じがあったことが今でも思い起こせる。3つ目は4年生の時の下校前の準備で廊下のロッカーのところでの記憶。何かをしたわけでもない、ただ、その時の廊下の情景や壁の濡れた感じ、そして匂いが混然となったイメージがはっきりとある。ジメジメして陰気だけど廊下は明るくてけっして気分は暗くない、ただただノスタルジックな感じがいまは強い。なんとも言えない、ただなぜかこの3つのシーンが梅雨時になるとよく思い出されるのだ。

2010年6月16日水曜日

思い出のゴール


サッカープレイヤー歴は小学校6年に始まる。結局社会人になって4-5年でまともな試合にでたのは最後かな。あとはOB戦にちょいと顔出すくらい。反省反省。ところで一応、試合でのゴールは多分30点くらいはあるのかなあ。その中で記憶に残ってるのをいくつか。まずは小学校6年生の時の隣のN小との親善試合でのゴール。右45度からのミドルシュートだったと思う。結構すごいのが決まって、以後人気がさらに上がった(ほんまかいな)。中学校では多分公式戦では3得点くらいだった。中盤かリベロの位置だったのでむしろアシストでの記憶がある。2年生の時の松山だったので、中総体かNBC杯かのいずれか。自陣のペナルティエリア右側ライン上くらいで相手から奪ったボールを力いっぱい前方にフィードしたらやや前に出ていた相手ディフェンダーの頭上を越えて、うまく味方の左ウイングのS先輩に通ってそのまま2ドリブル位でシュート、得点になった。これもかなりのものだったらしく、以後スタメンが確定した。高校は男く祭のサッカー準決勝でのゴール。右ウイングのS井君と10mくらいの距離を保って全力並走。ゴール前10メートルくらいで鋭く上がったセンターリングをほぼ同時にジャンプして頭で合わせてゴールに突き刺した。まったく無駄のないゴールで多分頭でのクリーンゴールはこれだけだろう。大学ではやはり最後の西医体での川崎医大戦でのゴール。平凡だがきっちりサイドネットに突き刺したゴール。実は大学公式戦では唯一のゴールなのだ。

2010年6月13日日曜日

さあ!W杯


ようやくやってまいりましたぁ、W杯!最近というか、もうかなりの間プレーヤーとしては抜け殻となってしまったが、どうしても4年に一度のこの胸の高鳴りは押えようがない。うんちくレベルは低いと言われてもいい!自分がコーふんして楽しめればいいのだ。ALL JAPAN?ん~。なんともコメントのしようがないけど、とりあえずあまり期待せずに応援しましょう。もし1勝できれば上出来です。やっぱり今回も独一辺倒で行きましょか。セカンドに英でしょか。サードに今回はアルゼンチンを持ってきましょかねえ。思い起こせば1978年。マリオ・ケンペスの決勝ゴールに人生最初のサッカーの本当の興奮を知り、1982年スペインW杯準決勝の独―仏戦の奇跡に感涙し、86年W杯決勝のゲルマン魂とドラマのあまりにもあっけない終止符に人生のはかなさを思い知らされた。これ以上のドラマはなかなかないでしょう。ほかにも思い出の試合はたくさんあるけど小出しにしていきましょうかね。さあ、日本―カメルーン戦は1-1か、2-1のいずれかでしょう。1点はとれるとしたところがやや甘いのか!? 写真は実家にあった86年W杯総集編。保存状態ええでぇ。

2010年6月6日日曜日

小学生の思い出(3年生)


小学生時代シリーズ
3年生の時は1組。担任は木下先生。体育の先生で朗らかで、背が高く、いかにも頼りがいがある!といった感じだった。3年の時の一番の思い出は何と言ってもミラーマン事件。4校時めの体育が終わって教室に戻ってきて、友人(多分Sだったと思う、この記憶だけは曖昧)から、「お前、本気で走ったらどんくらいや?」と言われた(というのも授業でリレーがあったんだけど、緩めに流して余裕で勝ったという伏線があった)。調子にのった自分は「おう、じゃあちょっと見とけ」といって教室後方のドアの外一歩廊下側に立って、ドアに両手をかけて何回か体を前後にゆすって勢いをつける形でスタートした。まさかそんな結果になるとは当然予想だにしていない。途中走っている間の記憶はない。次の瞬間は両腕を前に突き出してベランダ側のガラスドアに突っ込んで立っている自分と、目の前を滝のようにきらきらとスローモーションで落ちるガラスの破片があった。さぞかし大きな音がしたんだろうなあ。周りのみんながどんな表情をして、誰がどうやって保健室まで連れて行ってくれたのかは覚えていない。保健室でとりあえずの応急処置をして(このあたりから思い出せる)近くの病院(N島外科:今はありません)でひと針縫ってもらった。今でもその傷はある。これからも一生、見るたびにこのシーンを思い出すんだろうなあ。今になって考えると、もしその時ベランダ側の扉が開いてたら、ベランダから勢いで下に落ちて、切り傷どころか命が危なかったかもしれない。それから息を切らせて学校に駆け付け、心配そうに付き添ってくれた母の姿も記憶にある。親としての心配はいかばかりだったろう。この年になってあらためて考えると、胸が締め付けられるような感じを覚える。写真は38年ぶりのまさにその現場である。記憶と時間と自分の存在が混然となって不思議な感覚に陥りそうになる・・・・。

2010年6月5日土曜日

206号線所感


昨日所用で佐世保に行ってきた。タクシーで206号線を往復。時津以北は久しぶりなのでゆっくり道沿いの風景を眺めながらの移動であった。総合印象は不変。まあしかたのないことでしょう。時津の工業団地の空き地は依然として数多く残っていた。オランダ村跡地は西海市が再利用を開始したとのことであったが、外からの見栄えは全くのゴーストタウン。せめてひとがいるんだよ、とわかる何らかのサインでもあればいいのに。ハウステンボスも新生して1カ月が過ぎたが、外からの見栄えはかわらない。中身をみればわかるんだろうけど、さて、やはり入口のイメージも大切なのでは。聞くところによると、さすがに毎日上がっていた花火は中止になっているとのこと。講演会場のホテルに行っただけで残念ながら佐世保の町は回らなかったけど、都市道路が延伸し、その周辺が便利になったくらいでそう大きな変化はないのではないだろうか。変わらなくてよかったのはやはり大村湾の眺めで、形上湾周囲と西海橋からの風景はよろしかった。なんとか活用したいものである。

2010年6月1日火曜日

5月の読書メーター

忙しかった割には結構読んだ感じ。学会の移動中に読んだせいかな。やはり今回のヒットはフェルマーでしょう。
5月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3016ページ

知ってるようで知らないジャズおもしろ雑学事典―ジャズ100年のこぼれ話知ってるようで知らないジャズおもしろ雑学事典―ジャズ100年のこぼれ話
ほとんど知らないことばかりで、初心者には参考になります。時代ごとに縦断的に書いてあるので参考書的使用も可能か?
読了日:05月30日 著者:小川 隆夫
三国志 (6) (潮漫画文庫)三国志 (6) (潮漫画文庫)
関羽すごい。
読了日:05月29日 著者:横山 光輝
フェルマーの最終定理 (新潮文庫)フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
その展開に時間を忘れるくらい引きずり込まれ、最後は読み終わるのが惜しいくらいでした。いわば悪魔的な本です。もしかして数学という学問は物理・化学のみならず、医学・生物学までも包括しうるものなのかと感じました。ある意味数字と記号で表現される哲学なのかもしれない。青木薫さんの訳にも脱帽です。
読了日:05月26日 著者:サイモン シン
<疑う力>の習慣術 (PHP新書)<疑う力>の習慣術 (PHP新書)
当然自分もですが、できそうでできてなかった人がどちらかというと多いのでは。判断する前にとにかく少し立ち止まってみようと思います。
読了日:05月20日 著者:和田 秀樹
日本人の精子力 (学研新書)日本人の精子力 (学研新書)
日本人は義理人情のみならず精液までも薄くなってしまっているのか?
読了日:05月15日 著者:矢沢 潔
「がん」は予防できる (講談社プラスアルファ新書)「がん」は予防できる (講談社プラスアルファ新書)
発がん、検診、予防などに関する臨床疫学の概要と問題点を捉えるには入門書として良いと思います。
読了日:05月13日 著者:坪野 吉孝
航空機は誰が飛ばしているのか(日経プレミアシリーズ)航空機は誰が飛ばしているのか(日経プレミアシリーズ)
細かい推定時間の算出方法や専門用語は面倒くさいので軽く読み飛ばしましたが、実際に羽田フライトの時に読むと臨場感あって結構良かったです。
読了日:05月09日 著者:轟木 一博
新装版 解体新書 (講談社学術文庫)新装版 解体新書 (講談社学術文庫)
はっきりいって誤訳だらけというだけあって、現代語訳でもところどころに整合性に欠く記述があるようで、原著はさぞかし大変なものだったのでしょう。しかしやはりその価値は高いものと実感します。医術における解剖学の重要性について述べてある凡例のところは医学生の皆さんににぜひ読んでもらいたいです。
読了日:05月08日 著者:
武士道 (岩波文庫)武士道 (岩波文庫)
確かにその体系としての役割は現代日本においては極限まで希釈されてしまい、原型をとどめていないのでしょうが、今だからこそ、その香気を感じる機会を持つべきだと思います。解釈は自由だと思います、ただ何か感じることの出来る日本人が少なからずいることを祈りたいです。
読了日:05月06日 著者:新渡戸 稲造
重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ (新潮文庫)
こんなレベルの高いやりとりのできる家族はそういないでしょう。ローランド・カークなんてそう簡単には・・・。塩基対が出てきた辺りから展開は読めてきたけど、考えれば考えるほど重い結末でした。
読了日:05月03日 著者:伊坂 幸太郎

読書メーター

カタルパの木 久し振りの投稿。この道は数十回と通っているはずなのであるが、気づいていなかった。カタルパの木、アメリカキササゲという北米由来の樹木である(木大角豆とも書くらしい、読めない)。初夏に開花するとある。今朝、久し振りに高良山に登ろうと車でいつものルートで参道下に向かう途中...