今日の散歩道でみかけたワンショット。まだ早朝5時半だがすでに散歩やジョギングをする人々数名とすれ違う。相変わらずうちのお犬様は仲間を見つけると猛ダッシュ。あわてて向きを変えて交通公園側の道に入る。そこで見かけたのが、立派な藤の実である。これまでまじまじと眺めたことが無かったのでしっかり写真に収めました。つるで上からぶら下がり、なんとなく森林の中のイメージがある。少し調べてみると、熟すと大きなものはこげ茶色の碁石のような立派な豆になるらしく、食用にもなりそうだが、実際は有毒だそうな。ちなみに寺田寅彦博士がそれこそ「藤の実」という随筆を書かれている。なにやら”びしり”と音がして、気付くとはじけた藤の実であったそうな。面白いのはそこで先生ははじけた際の実の初速を概算されているところで、さすがに物理学者である。この随筆にはそのほか銀杏の落葉についても考察されており、非常に興味深い。こんな目で日々の事象も見つめたいものである。
追記:2013年12月8日 前記から約5カ月が経過した。久しぶりに同じ場所を散歩で通ったので、確認してみました。そうすると、実は色が変わったものの、まだそのままで、完熟にはもう少し時間がかかりそうな印象。もしかしてはじけないかな、と思ってしばらく見てたけど駄目でした。
2013年7月13日土曜日
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