子供のころから、幾つか疑問に思っていることの1つ。とうとう検証してみた。
日の出、日の入り時刻は毎日刻々と変化していることは周知であるが、なぜか夏至を過ぎても夏休みにかけて、日の入り時刻はあまり早くならずに、日の出時刻の遅延のスピードと微妙に差があるのではないかと勝手に想像していた。天文学、地学の観点からすればあり得ないことなのだろうが、印象としてどうしても感じてしまい、この年になってとうとうデータを引っ張り出した。出典は国立天文台のHP。数値は15日刻みで採ったので、曲線はやや滑らかさに欠けるが、どうやら私の危うい仮説は脆くも崩れ去ったようである・・・と思ってよく見てみると、いやいやちょっと待った~!!!。なんと日の出曲線の最底値のポイントと日の入り曲線の最頂値のポイントの位置が微妙にずれているではないか。実際HP上の生データを見ても、日の出最早は5時12分で6月6日から19日まで。日の入りの最遅は19時33分で6月27日から7月3日まで。記録には秒が記載されていないので、微妙な違いはあろうが、今年の夏至が6月21日であることを考慮すれば、かならずしも正味の昼間の長さと日の出日の入り時刻は完全にはリンクしていない。したがって、夏至が過ぎても実際しばらくは日の入り時刻はさらに遅くなっていたのである!!。驚きである!。もうひとつ気付いたのは、夏至と冬至のころは時刻変化速度がやや鈍化していることである。しかし、これは軌道計算上当然の結果なのかもしれない。
いずれにしろ子供心に、”あれ、なんか夏至を過ぎても日没時刻ははまだまだ遅くなってるよ?”なんて思ってたのはあながち誤った感覚ではなかったのである。いや正しかったのである。
しかしなぜこのようなことが起こるのだろう。夏至の定義により解釈やや変わるのも1つあるか。あとは地球の自転、公転、軌道の形などなどもっと深い理由があるのか?誰か教えてほしい。
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