
それから、時にあるのが歩行中や運転中に(これはある意味危険なのであるが・・・)、何か考え事、たとえばその時の悩みの解決法に思案を巡らすことや何か良いアイディアを突然思いついてそれについてあれこれ考える際にその間の移動途中の記憶が全く欠落していることである。むろん途中の階段も横断歩道も交差点も何の問題もなく切り抜けているはずである。この感覚に最初に気付いたのは、う~ん、小学2年生か3年生だったと思う。朝の登校時にふと気づいたら、途中の記憶が飛んでいて地下道の出口をちょうど地上に出たところだった。歩きながら何を考えていたのかは覚えていない。ただ、ふと我に帰った時は、あれ?何?ここは?という感覚だけが強く残った。
3つ目はこれも無意識のうちに起きた出来事だと思う。多分小学校6年生から中学1,2年生のいずれかの時期だったと思う。何か他のことを考えながら、ある食器を棚から取ろうとした時に、気付いた時には本来の目的の食器ではなく、その食器と考え事をしていたその内容のある部分をミックスした他の食器か何か食事に使う道具を手にしていた。おそらく無意識に2つのモノを頭の中でミックスして作り上げたのであろう。実際手にしたものが余りにもその両方の性質を兼ね備えていたので、いたく感動した。その食器が何であったのか、その時何を考えていたのかは残念ながら記憶にない。この時ほど、感動した時は記録に残しておくべきだと思ったことはない。
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