2010年4月10日土曜日

院展

先日、初めて院展を鑑賞する機会があった。存在は知っていたものの、実際に作品に触れたのは人生で初めて。やはりそれなりの感動と学ぶべき点が多々あった。とにかく同人の作品はそれなりにすごい。特によかったのは平山郁夫、松尾敏男。松尾画伯は長崎出身で現在日本美術院の理事長を務められているとのこと。これも知らなかった。同人以外、一般の中にもそれなりに訴えかけてくる作品は多かったが、やはり同人の作品群は一味違った。同人は毎年の出品が義務付けられているとのことで、あれだけの作品を絶えず創出することは容易ではなかろう。やはり、こういった機会にはこれからもできるだけ逃さずに触れていきたい。長崎にあっては殊、芸術に直に接する機会が都会に比べて極端に少ないので、これはやはり県民性や県民の知的レベルにも少なからず影響すると思う。昔の県立美術館時代に子供心に何回か展覧会を訪れた記憶はあるが、そこまでの感動は無かったように思う。やはり感受性の違いなのかなあ。それとも真に優れた作品が無かったのかなあ。しかし、「怖い絵」でわかるように、ある程度の基本的知識がなければ作品の意味を理解することができないし、その知識を日頃から蓄積するよう務めるのは自身の義務であろう。さあ、次の機会はなにか。

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