2010年12月29日水曜日

師走の風景




今年も御用納めが終わって、年越しの準備である。これまでとは違って、年末年始は完全に当直フリーなのでゆっくりできる。毎年のことではあるが、大晦日までのせわしさと元日からの何となくまったりとした感じのギャップが妙に不思議に感じる。今日は二日酔いの頭を抱えながら、なんとか年賀状を印刷し終わったが、投函はやはり明日になるだろう。夕方からは新大工へ家内と買い物に行った。ここ、新大工市場はどうにか昔ながらの雰囲気を残している。立ち寄った魚屋さんが妙に渋くて懐かしかったので、思わず写真に収めた。何となく昔の住吉市場の魚屋さんを思い出す。同じように大将が魚をさばく姿が印象的で、こんな魚屋さんは是非ずっと残ってほしいものである。敷き詰めた氷の上に魚が並んで、横には切り身を包む紙(福助製であった。黄土色っぽいやや厚めの紙で長軸方向に縦筋が走っているやつ;調べたら福助ボードという製品名であった)が置いてあり、これも懐かしかった。最近はほとんどがプラ皿にラップなので、これまた渋さにクラクラ来た。他にも八百屋、カマボコ屋、乾物屋などなど味のある店がまだまだ頑張っている。なぜか小銭はどの店でも青い丸型のザルに無造作に放り込まれている。今年もこうして暮れて行くんだなあと思いつつ帰路に就いた。

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