2012年12月22日土曜日

半田そうめん 考



やや季節外れだが、隙間時間ができたのでコメントをアップ。以前、徳島行きのことを綴ったが、その時のおみやげに半田素麺なるものを買ってきた。実は飲み屋で注文して食したところ、結構美味であったので買い求めたのであるが、その特徴は麺の太さにある。図に示すごとく、通常の素麺(写真は長崎代表:島原そうめん)が直径約1ミリで他方半田素麺は1.6ミリである。太いのである。麺の長さは19センチと同一なのだが、結果、ひと束の気合いが違う。島原そうめん100gに対して半田素麺250gと重量感がある。ちなみに食するとなんとなく五島うどんを彷彿とさせるのであるが、それよりはやや細く腰が弱い。何を持って区別しているかというと、やはり麺の太さのようである。JAS規格ではそうめんは1.3ミリ未満で、1.3ミリ以上1.7ミリ未満は冷やし麦、1.7ミリ以上はうどんとされている。それでは半田素麺は虚偽の記載となるが、実は上記の規格は機械麺の場合で、手延べ麺の場合は1.7ミリ未満であれば素麺と称して良いらしい。しかし紛らわしい。確かに冷やし麦の風情があるとは感じていた(九州では冷やし麦なじみは薄いんだけどね)。とにかく3分ゆでて食すとちょっとばかし普通のそうめんとは違う食感なので結構満足して食べました。難しいことは考えず、結局おいしければ良いのである。

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