2010年12月29日水曜日

師走の風景




今年も御用納めが終わって、年越しの準備である。これまでとは違って、年末年始は完全に当直フリーなのでゆっくりできる。毎年のことではあるが、大晦日までのせわしさと元日からの何となくまったりとした感じのギャップが妙に不思議に感じる。今日は二日酔いの頭を抱えながら、なんとか年賀状を印刷し終わったが、投函はやはり明日になるだろう。夕方からは新大工へ家内と買い物に行った。ここ、新大工市場はどうにか昔ながらの雰囲気を残している。立ち寄った魚屋さんが妙に渋くて懐かしかったので、思わず写真に収めた。何となく昔の住吉市場の魚屋さんを思い出す。同じように大将が魚をさばく姿が印象的で、こんな魚屋さんは是非ずっと残ってほしいものである。敷き詰めた氷の上に魚が並んで、横には切り身を包む紙(福助製であった。黄土色っぽいやや厚めの紙で長軸方向に縦筋が走っているやつ;調べたら福助ボードという製品名であった)が置いてあり、これも懐かしかった。最近はほとんどがプラ皿にラップなので、これまた渋さにクラクラ来た。他にも八百屋、カマボコ屋、乾物屋などなど味のある店がまだまだ頑張っている。なぜか小銭はどの店でも青い丸型のザルに無造作に放り込まれている。今年もこうして暮れて行くんだなあと思いつつ帰路に就いた。

2010年12月25日土曜日

ラーメン史


言わずと知れた日本人が大好きな食べ物で常に上位に来るラーメン。自分は決して通ではないし、ないと生きていけない程でもないんだけど、今回は自分のラーメン史を綴ってみたいと思う。まずは店や物編。物心ついて初めて家の外でラーメン食べたのはいつだろう。さすがに思い出せない。おそらく家族でどこぞの食堂でたべたはずだが定かではない。もしかすると、高校時代何かの機会に久留米ラーメンを食べたのが初めてかもしれない。したがって、それまではインスタントが中心であったラーメンの印象はその辺りから変わっていくことになる。以後は、飲み会帰りはもちろん、出張先でもチャンスがあれば食してみている。これまで複数回行ったことのある、結構おいしいラーメン屋を列挙しよう。まずは久留米、国道沿いの丸星ラーメン。嬉野の虎長ラーメン。長崎市内は思案橋ラーメン、なりすえラーメン、三八ラーメン、よこはま、いずれも銅座界隈。職場周辺では若草ラーメン、住まいの近くではいずみラーメン。佐世保のお富さんラーメン。こうしてみるとそんなに多くない。あとは行き当たりばったりで入ったラーメン屋がたくさんあるが、店の名前は出てこない。基本的に最近台頭してきた一風堂や金龍とかも好きなんだけどそこまで思い入れはない。むしろ、上にあげたような古くて煤けたどちらかというと汚いラーメン屋のほうが好きである。最近飲み会帰りに良く行くいずみラーメンは、そんなラーメン屋で、老夫婦がそれこそ40年近くやっている。お世辞にも美味とはいえないが、ひなびた雰囲気と気を使わせない夫妻のありようが良い。いつまでもやってもらいたいものである。写真は思案橋ラーメン裏通りの看板。次回はインスタント編かな。

2010年12月22日水曜日

lunar eclipse


昨日夕方、ほぼ日本全域で皆既月食が観察された。と、言いたいところであるが、残念ながら長崎は曇り。さらにかくいう自分はその時間帯は会議中で全く見れなかった。20時半ごろ外へでてみると、雲間に満月が浮かんでいた。すでにショーは終了していたようだ。繰り返し、残念。月食と言えば、やはり中学2年生の時の深夜の観察が思い出深い。月食というニュースが流れるたびにこの時のシーンを思い出す。当時は天文倶楽部に所属しており、流星群の観測なんかも積極的にこなしていた。この時の月食観測もかなり本格的で、防寒重装備の上、天体望遠鏡まで準備して望んだ。素人ながら写真撮影にもチャレンジし、これはスライドにして今でも大切に保管している。大体は以前紹介したK吉と一緒だった。楽しかったなあ。いろんなことに興味があり、気の置けない仲間と過ごすせたことはほんとに良い思い出である。

2010年12月18日土曜日

Christmas in Omaha


今年もクリスマスシーズンになった。ここ1週間で急に寒くなった感じで、天候の不安定さはこの季節も続いている。さて、写真はOmahaでのクリスマス。部屋に飾ったツリーはTargetで購入した6feetものである。帰国後も狭いながら飾っていたが、ここ3年ほどは出していない。オーナメントも少しずつ集めて、あんまり派手じゃないけど、我ながらそれなりに味のある感じだと思う。Omahaのアパートは天井が高くてよかったなあ。娘の手の甲にあるのはインスタント・タトゥー。何の絵柄かというと、Powerpuff Girlsに出てくる学校の先生だったと思う。そうねえ、Cartoon Networkよくみてたなあ。

2010年12月12日日曜日

今年も買ってきました


毎年12月のこの時期はZシンポに参加するので、必ず年末ジャンボを買ってくるのである。今回は有楽町駅出口の販売所で購入。大安吉日で行列できてたけど、5分くらいですぐ買えた。いつも通り12000円。さて、どうなるかな?ところで今回のシンポはクローズドの会合と初めての座長であった。どちらもまあまあであろう。これからもっと意見していかねば。と思う。しかし相変わらずKは何か前向きなプロジェクトの話がこちらに来ると、あるいは自分のあまり関与していないような分野での話になると、negativeなコメントをぶつけてくる。これじゃあ、やる気が削がれるよ。あまり良い対応とは言えないんじゃないかな。若手もこの辺を毛嫌いしているのではないかと心配である。確かに必要な態度ではあるけど、これだけじゃあ駄目だと思う。こういったところは反面教師として捉えるようにしている。

2010年12月5日日曜日

英語ノート



久しく目を通してなかったので、掘り起こしてきた。2000年から2年間アメリカ留学中に使った英語ノートである。たいそうなものじゃなく、日常見聞きした新しいtermや言い回しをメモ的に綴っていったもの。やはり生きた英語というか、いずれも役に立ちそうなものが並んでいるなあ、という感じ。こんな積み重ねはやっぱり重要なんだと思う。帰国後も別のノートでしばらく続けていたんだけど、やはりモチベーションの違いなのか長続きしていない。もう1回奮い立たせてみるか。ちなみにボールペンは以前も書いたけど、BicのSoft feel青。多分、ノートも一緒にターゲットかアルバートソンで買ったもの。そういえばStreet Viewでみたら108Qのアルバートソンは無くなっていたよ。なんだか淋しいなあ。

2010年12月4日土曜日

Hair Cut 続編


散髪史その2.小学6年から中学校時代は、実家の近くの理髪店がもっぱらだった。最初は歩いて10分ほどのところにあった住宅地内の「誠」理容室。オジサンはそんなに年食ってなかった。多分40歳半ばくらいかな。黒ぶち眼鏡で無口、まじめな感じだった。出来上がりはいつも70点という感じで、この頃から洗髪してもらえるようになったんじゃなかったかな?中学2年ごろサッカーの試合で負けて、責任とってはじめてスポーツ刈りにした時は、オジサンが若干戸惑っていたような気がする。この理髪店はたぶん高校生のころ他所へ移転して無くなった。その後はもっと自宅に近い理髪店2か所をかわるがわる使ってたように思う。あまり強い印象は残っていない。高校時代(久留米)はおそらく下宿近くの床屋も使ったはずだが記憶が無い。大学時代は再び実家近くの床屋を転々とした。ちなみに髪型もそういえばほとんど変わっていないのである。手を加えたのは中学時代の1回と高校時代の半分をスポーツ刈りで過ごしたことと、大学院生時代に1度だけパーマをあてた(箱崎九大近くの美容院だったと思う)ことくらいかなあ。社会人になってからは勤務先でそれぞれ目についた床屋にいったくらいで、特にこだわりは持ってなかったと思う。唯一記憶にあるのが山王公園近くの典型的なオジサンの床屋で、ここでは洗髪の後、耳掃除をしてくれた。これが結構気持ちいいんだ。今でもその床屋はあるんじゃないかな。さて、いよいよ次回は海外編である。写真は半年前くらいまで愛用していたうさぎ耳かき。多分6~7年は使ったんじゃないかな。最後は折れちゃった。

2010年12月1日水曜日

11月の読書メーター

執筆などに追われ、ややペースダウン。1番は植物の生存戦略かな。
11月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1066ページ

遠い山なみの光 (ハヤカワepi文庫)遠い山なみの光 (ハヤカワepi文庫)
初のイシグロ作品。背景の長崎の描写と原爆、全体の薄暗いイメージがゾクッとするほど重なり合う。戦後しか知らない僕にとって現在の長崎はカバー装画のようなさわやかな感じなのだが。
読了日:11月28日 著者:カズオ イシグロ
Newton (ニュートン) 2011年 01月号 [雑誌]Newton (ニュートン) 2011年 01月号 [雑誌]
やはり、いつ見てもハッブル望遠鏡画像は息をのむくらい素晴らしい。今回はパラドックスがおもしろかった。
読了日:11月27日 著者:
いい言葉は、いい人生をつくる―いつも私は「言葉の力」を味方にしてきた (成美文庫)いい言葉は、いい人生をつくる―いつも私は「言葉の力」を味方にしてきた (成美文庫)
再読:各項目頭部分だけを眺めていくのが効果的。今回は楽天発想とエラー逆転の言葉で少し力をもらいました。
読了日:11月20日 著者:斎藤 茂太
どこかの事件 (新潮文庫)どこかの事件 (新潮文庫)
久しぶりの星新一でした。最後のページでグッと心を捉えられ、ああ、という感じはあいかわらず。和田誠さんのカットもどうしてこうフィットするのだろう。
読了日:11月20日 著者:星 新一
日本史年表・地図日本史年表・地図
というか、参考書的に使っています。縦・横に眺めていけるのと、いろんな切り口の図表があって良い。中学生の娘がこの良さをわかってくれるかどうか。
読了日:11月16日 著者:
植物の生存戦略―「じっとしているという知恵」に学ぶ (朝日選書 821)植物の生存戦略―「じっとしているという知恵」に学ぶ (朝日選書 821)
植物学もここまで進んでいることが驚き。環境問題との関連で、今後さらに重要性が増すこと必至。積極的公的支援が望まれる。やや難解な部分があるが、まずは読み物的にさっと読むことをお勧めします。遺伝子の細かい作用機序はあとでゆっくり読むべし。
読了日:11月07日 著者:「植物の軸と情報」特定領域研究班

読書メーター

カタルパの木 久し振りの投稿。この道は数十回と通っているはずなのであるが、気づいていなかった。カタルパの木、アメリカキササゲという北米由来の樹木である(木大角豆とも書くらしい、読めない)。初夏に開花するとある。今朝、久し振りに高良山に登ろうと車でいつものルートで参道下に向かう途中...