2010年10月31日日曜日

京都路上スナップ




忘れないうちに京都でゲットした路上デザイン。消火栓は小ぶりでやや渋め。周辺の景観を配慮してか、近接した消火栓の指示標識はなかった。おそらく下水蓋は新旧2パターンがある。旧型は長崎市の旧型の丸バージョンに類似する。新型の模様は何を意味するのかは不明。仕切り弁は矢印付き。おまけはお茶屋の軒先。

2010年10月30日土曜日

高台寺の夜景


学会で今年2回目の京都。今回は癌治でポスター発表あり。発表は軽くこなして、できるだけ専門領域とは無縁の発表を聞くように心がけた。①がん難民(最初だけ):事の重要性は認識できる。②放射線治療:かなり精度は上がってきている。③ワクチン療法:特にペプチドワクチン。演題数は増加傾向だろう。今後目が離せないが、やはりブレイクスルーが必要か。あとは治験説明会に参加して終了。最低挨拶すべき人には会えたのでよかった。ちなみに今回の京都探訪は高台寺。10日ばかり前にたまたまNHKで特集番組みてたので、なんとなく行きたくなった。本来ならばまずは明るいうちに拝観するのがベターであろうが、今の時期は夜間ライトアップしており、遅くまで拝観可能なので、時間の関係で夜行ってみた。しかしきれいである。写真は経路途中の池に映った枝葉の情景。霊屋の秀吉と北の政所の像もみたぜ。ただ暗くて傘亭がよく見れなかったのが残念であった。長崎も崇福寺はじめ、寺町界隈を秋の観光シーズンは夜間も拝観できる期間を作ればいいのに。と思う。ちなみに、高台寺には掌美術館も併設されており、当然のごとく観賞した。あとはいつものように天下一品こってりの大を食してホテルに戻った。

2010年10月24日日曜日

西望公園




島原での仕事が終わって、少々時間があったので、またふらふらと車を走らせていたら、案内板が目について早速訪れてみた。ここにあるとは知らなかったが、パンフレットによると昭和54年にできている。なんと私が中学生の時である。う~ん、いかん。すでに30年が経過している。西望翁は昭和62年に逝去されているので、なんとなく自分の節目にも合致する。記念館のたたずまいはさすがに煤けているが、ここからの原城址の眺めは心に訴えかけてくるものがある。目を閉じると静寂の中で、島原の乱の喧騒が聞こえてきそうな錯覚に陥る。存在を知っていたら母を連れてきてあげたかったなあ。そのうち父を連れてこようか。ちなみに作品の中ではやはり日蓮が最もインパクトがあり印象深い。

2010年10月22日金曜日

ホトトギス


たまたま見つけた変わった形の花だったので、何かあるなとは思ってたけど、まさかこんな名前とは知らなかった。多くが日本固有種だそうな。花弁の模様が鳥のホトトギスに似てるからだそうだが、肝心のその鳥をまともに見たことがないので比較の仕様が無い。日本に自生する12種のうちのいわゆるホトトギスのようである。花は約4日間咲くとのことだから、出会いは偶然だったのかもしれない。

2010年10月17日日曜日

掌の小説


46歳になってようやく読破した。理由についてはあえて書かないが、自分にとってはどうしても読むべき本であった。はじめてその存在を知り、この本を手にしたのは中学生の頃だったと記憶している。勢い込んで読み始めたが、残念ながら当時の自分には難解で、5~6編読んで挫折した。それから30年が経過し、今回満を持してひも解いてみた。”あぁ。”という感じであった。1編1編ゆっくりと、それこそ1日1編くらいのスピードで丹念に読んだ。おかげで数カ月かかってしまい、さすがに最初のころの情景がうすれてきた。しかし、目次を見直すと、何となく心に浮かんでくるくらいにはある。何と表現すべきなのだろう。明らかに川端の私生活そのものを描いたもの(愛犬安産)があると思えば、実験的スプラスティックな”顕微鏡的怪談”があったり。ただおおくの紙面が割かれているのはやはり男と女。戦争も見え隠れする。かといって声高に平和を論じるものでもない。全体としてのイメージはやはり少し靄か霞のかかった、どちらかと言うと肌寒く、やや湿った感じの耽美な雰囲気であろうか。どう考えても自身が中学生では感じ得ない領域である。あと30年して再読したらどんな印象なのだろうか。

2010年10月15日金曜日

秋の風景




ikatin roomも、開設後1年が経過した。なんとか続くものである。2年目の最初はやはり秋の風景かな。写真はいつもの散策コース沿いの風景。まだある程度の自然は残っており、歩きながらホッとするのは年食ったせいかな?セイタカアワダチソウは最初のころに書いたけど、むしろ好きな植物である。咲き始めをアップで良く見ると、黄色い小さな花がたくさん集まってるのがわかる。ヨメナも懐かしい。よくお袋がヨメナご飯を炊いてくれた。桜の葉もかなり散って、これまたシュールな感じが出てきて良い。そろそろ銀杏の葉が色づいてくる頃でもある。

2010年10月11日月曜日

昨日は熊本




九州地区の集まりで今回は熊本へ。土曜日はいつもの学術集会。可もなく不可もなく。夜は久しぶりに馬刺しを食す。やや小ぶりで、本格的なものとはやや違う。居酒屋だからしょうがないか。翌日はそうだねえ5年ぶりくらいかな。親睦野球大会へ出場。なんと、先発投手で4回途中まで投げた。何のかんの言いながら体はまあまあ動く。ただ、そのあとは肩が張って痛い。終了後しばらく時間があったのでこれも久しぶりに熊本城へ。昨年完成した本丸御殿を観覧した。う~ん。そこまでの感動はなし。こんなもんか。往路は鳥栖までが自由席だったので帰りはグリーンでゆったり帰れた。たしかにつばめレディーはかもめより格上である。下水蓋熊本版はしっかりゲットしました。デザインは”ひごつばき”でした。

2010年10月3日日曜日

彼岸花


少し時期が過ぎつつあるかもしれない。やはり田畑の近くは赤いのがほとんどだが、最近は他の色も目につくようになってきた。特に白。どうやら黄色もあるようで、前は別の花だと思っていた。3色の中では黄色が目立つし、好きかな。噂では紫もあるらしい。川端康成の”掌の小説”では、彼岸花は葉が枯れてから花茎が出てくる、と書かれている。また、やはりヒガンバナ属(Lycorisと言うそうな)でオオキツネノカミソリがあるけど、これは時期がやや早く(7~8月)、花はオレンジ色だそうな。多良岳山麓に群落があるらしい。実際見たことはないんだけど、知り合いの登山家の人が盛んにきれいだと言ってたので、機会があれば見に行きたいなあ。ということは来年になるのかな。写真は今日のウォーキングの時撮影したもの。結構きれいである。

2010年10月2日土曜日

長崎港今昔

ドンク岩
ネズミ島
地球号
女神大橋


今年も早いものでもう10月になった。長崎はこれからおくんちの雰囲気が日増しに強くなってくる。デスクトップを整理していたら以前おくんちの時に長崎港クルーズをした時の写真がでてきたのでアップしましょう。珍しいのがけっこうあって、建設中の女神大橋、今どこで活躍しているのか地球号(香焼のドックで建造中であった)、それからドンク岩とネズミ島。ネズミ島は閉鎖になる直前の年に夏休みの水泳教室に行った記憶がある。海岸沿いを往復しての試験があった。首からぶらさげる札は多分実家に保管していたと思う。今度香焼と伊王島に橋がかかるのでそれなりに便利にはなるけど、船に乗る機会が減るのかなあ。せめてもう少しクルーズツアーなどを充実させて長崎港をにぎやかにしたいものである。
ちなみに、地球号の活躍はJAMSTECのHPで確認できるようだ。現在沖縄近海で掘削探索中らしい。がんばれ!

2010年10月1日金曜日

9月の読書メーター

今月はやはり悪童日記か。しかし、いまだ脳髄を貫かれるような本には出会えない。フェルマーがかなり近かったけど、あと一歩か。そろそろ学会時期がやってくるので今後読書量は減ることが予想される。
9月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:1982ページ

Newton (ニュートン) 2010年 11月号 [雑誌]Newton (ニュートン) 2010年 11月号 [雑誌]
宇宙誕生に生命誕生。いずれも奥が深すぎ。なにか共通するものを感じるのであるが、やはりこれらは奇跡に近いのか?
読了日:09月27日 著者:
老師と少年 (新潮文庫)老師と少年 (新潮文庫)
理解しようとして読むとだめなんですね。確かに要再読です。今のところ自分としては老子の”道は大なり”の気持ですが皆さんはどうでしょうか。
読了日:09月26日 著者:南 直哉
ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)
登場人物一人として、ただの普通の、ほんの薄い意味しかもたない者がいない。リュカにたばこひと箱を与えた兵士でさえ何か背景に意味を与えている気がしてしまう。マティアスの学校の先生しかり。この2作目は時間経過のインパクトが大きい。
読了日:09月26日 著者:アゴタ クリストフ
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)悪童日記 (ハヤカワepi文庫)
歴史的背景を感じながら読むと、兄弟そしてこの物語のすごさ、すさまじさ、さらには情景のどんよりとした色彩感までもがひしひしと伝わってくる。さて、自分の価値観・倫理観はどこまで耐えられるか。
読了日:09月23日 著者:アゴタ クリストフ
せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし (大型絵本)せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし (大型絵本)
実家の部屋を片付けてたら実に久しぶりに出てきたので、思わずページをめくった。やはり名著である。挿絵がすばらしい。1964年第一版、これもすばらしい。カオシデ石2、3ジュ白。こうやって紀を覚えたなあ。
読了日:09月20日 著者:バージニア・リー・バートン
そうだったのか!現代史パート2 (集英社文庫)そうだったのか!現代史パート2 (集英社文庫)
平易な文体で書かれているので理解しやすい。しかし国家の威信とは何なのだろうか?そして宗教と人種。歴史はかくも複雑で繰り返し続けるのだと実感しました。
読了日:09月19日 著者:池上 彰
使うための心理学使うための心理学
このページ数ではこれが限界でしょう。分かり易くはありますね。確かにもう一歩実用につながる部分がほしいけど、そこは自分で中級編をひも解くしかないのでしょう。
読了日:09月12日 著者:ポーポー・ポロダクション
そうだったのか! 現代史 (集英社文庫)そうだったのか! 現代史 (集英社文庫)
いずれの出来事も大筋理解していたつもりでしたが、実際はほんのうわべだけしか知らなかったことがわかりました。一気読みするのが良いと思います。
読了日:09月11日 著者:池上 彰
ティンブクトゥティンブクトゥ
うちのはティンクと言います。トイプーです。もっと散歩に連れて行かねば、と思いました。
読了日:09月04日 著者:ポール・オースター

読書メーター

カタルパの木 久し振りの投稿。この道は数十回と通っているはずなのであるが、気づいていなかった。カタルパの木、アメリカキササゲという北米由来の樹木である(木大角豆とも書くらしい、読めない)。初夏に開花するとある。今朝、久し振りに高良山に登ろうと車でいつものルートで参道下に向かう途中...