2013年9月8日日曜日

Manhattan Transfer

生れてはじめてその歌声を聴いたのは多分1982年の夏頃であったと思う。そう、当時大学1年生。バイト先で"Bird Land"を聴いたのが衝撃的で、迷うことなく「Extensions」をレコードレンタルで借りて録音したカセットを何度も何度も聞いた記憶がある。このアルバムがリリースされたのが1979年とのことだから、当時は彼らが最もはなばなしく活躍していたころだと思う(おっと、今でも人気は衰えてないよ)。最初に出会ってから丸31年。実はとうとう本物の声を聴くことができた。第12回東京JAZZフェスティバル。来日アーティストにその名を見つけた瞬間に、これはなんとしてでも会いにゆかねば、と心に誓った。そして何とか都合をつけて東京国際フォーラムHall Aに滑り込んだ。13時開演。座席ははるか二階席の13列目だったが、57番でほぼ真ん中。大型スクリーンもあるので、そこそこのビューである。やはり、オープニングは十八番のバードランド。録音媒体と全く同じで音の一点のブレすらない。す、素晴らしい。ファンタスティック・アンド・アメージング。惜しむらくはティム・ハウザーが体調不良で来日できなかったこと。しかし、代役のトリスト・カーレスもなかなかのものだった。その後新旧の曲を織り交ぜて1時間少々はあっという間に過ぎた。久々に超満足した。
こういった感性は近隣の東アジア諸国には理解できない崇高な部分じゃないかとマジに思う。



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