すっかり気温も上昇し、ほとんど真夏日である。夏の草花といって私が思い出すのは以前に書いた矢車菊がその1つであるが、もうひとつがこのマツバギクである。実はこの花もこれまで違った名称で覚えていたようで、ずっとマツバボタンと呼んでいた。このマツバギクはナデシコ目ハナミズナ科マツバギク属であり、マツバボタンは同じナデシコ目ではあるがスベリヒユ科スベリヒユ属で異なるもののようである。葉が多肉質で花が濃いピンクなのが共通で間違えやすいのだろう。花の形は確かに全然違う。マツバギクの花をみると、ああ、夏が来たなあと感じる。最近はお目にかかる機会がめっきり減った気がする。矢車菊と同様、滑石の山沿いの別邸の庭に咲いていたのが印象的で、よく記憶する事になった。
2013年5月26日日曜日
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