2011年9月10日土曜日

通学路1




なかなか実際に自分の足で歩く機会はなく、今回改めてその感触を確かめた。小中学校のころ、何かにつけてやや遠回りのコースを通って帰路についていた。西浦上中学西側道路から続く結構急な坂。その登り口にある立方体の家は当時からある。今でも人が住んでるみたい。何となくシュールである。この坂の両側には間欠的な階段があり、真ん中は六角形の模様が切ってある車道になっている。車が通ることはほとんどなく、実際は階段部分や車道をかわるがわる歩いて登っていた。坂の頂上の左側に小さな公園があり、その隣に友達のH君の家があった。よく遊びに来てたなあ。この先は下り坂で車道をまたいでまた上り坂になる。ここは千歳緑地と名前が付いている。その途中に右に下る階段がある。住吉幼稚園に入る道で、この周辺の空間は僕の最も古い記憶の1つに当たる。実際に歩み入るのは何十年振りだろう。当時とは趣がかなり変わっており、気が遠くなるような感じは意外になかった。このあたりの風景はこれからも幾度となく思い出すことがあるだろう。

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