2011年11月29日火曜日
2011年11月20日日曜日
朝日少年少女理科年鑑1971
また凄いのを見つけてしまいました。本棚の奥から朝日の理科年鑑。1971年の創刊号である。多少紙焼けしているが、保存状態は良好。ページをめくると、当時の状況が良く分かる。驚いたのは、(いや、ある意味当然なのかもしれないが・・)注目されているテーマが現代とかなりオーバーラップしていること。宇宙開発、環境問題、ロボット技術、コンピューターを中心とする通信技術、臓器移植など。逆に40年経過して各領域はどこまで進んだのだろうか?リニアモーターカーの模型写真が載っていたが、今ようやくその現実味がでてきたところであり、いかに科学のpracticalな進歩には時間がかかるかということを感じた。写真はそれこそ40年前に想像された未来のコミュニケーション図。味があってよろしい。デスクトップのディスプレイはなんとなく当たっている。当時予想できてなかった点は、ワイヤレス化と携帯化・小型化だろうか。そうしてみると通信分野はかなり進歩が速いともいえるのかもしれない。ところで残念ながらこの年鑑は1983年で終了している。時の流れを感じる。
2011年11月19日土曜日
久々の味
2011年11月15日火曜日
最近の中学教師
なにも最近始まったことではない。教師の質の低下が叫ばれて久しい。長崎みたいに田舎で、さらにそこでの大学附属中学ですらとうとうここまで来たかという感じ。残念で仕方がない。娘の学校での話をいろいろと聴くにつれ、教師たるもの、個人やクラス全体を伸ばそうとするマネージメント能力があまりに低いことに驚かされる。時代と言えばそれまでだろう。しかし、このような時代だからこそ、意見を出し合い、問題解決のために力を合わせることを客観的・論理的に、時には情熱をこめて生徒に教えるべきではないのだろうか。おそらく今の教師にはこのあたりの教育が完全に欠落しているのだろう。あまりに腹が立つので思わず筆を執った次第である。生徒の自立性に任せたい、と言いつつ、おそらく厄介な問題は避けて通りたい、というのが本音であろう。普段から説得力のあるプレゼンスを示し、指導者はかくあるべきということを背中を見ただけでも実感させきれるような教師がもはや存在しない。ますます日本の将来は危うい。
2011年11月7日月曜日
ドイツの旅④ ポツダム広場
これだけは見ておかねば!の1つ。ベルリンの壁である。Uのポツダム駅の地上に出たところにある。落書きとチューインガムが多数付着した壁が数枚、案内板と交互に並んでいる。この延長上の地面にうっすら壁があった幅20センチくらいのラインが続いている。これは近くの地元の人から教えてもらってはじめて気付いた。左足先があるほうが東ベルリン、右足かかと側が西ベルリンにあたる。この周辺は再開発が進み、DB本社ビル、ソニーセンターなどが建ち並ぶ。近くにはフィルハーモニアや絵画館があるが、絵画館は行った日がちょうど休館日で残念ながらフェルメールが見れなかった。ちなみに最終日にフィルハーモニアでフルブロック管弦楽団を聴きに行く前に楽器博物館に寄ってみたのであるが、係員の態度が極めて無愛想で人種差別的であった。今考えてもむかつく。日本人はここには行かないほうが良いと思う。
2011年11月3日木曜日
2011年10月の読書メーター
10月の読書メーター 後半ややペースダウンしたかな。
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1898ページ
ナイス数:102ナイス
絵のない絵本 (角川文庫)
第16、28、31夜がよかったなあ。家庭背景や若いころの苦労は新見南吉のそれと重なるイメージがある。
読了日:10月30日 著者:アンデルセン
変身 (新潮文庫)
とうとう来たかという思いでそーっと読んでみた。感じたこと?そうだなあ、巨大な虫の形?ムカデというよりも褐色の団子虫か。そしてシュールな存在であるはずのグレゴールと、これに対峙するあまりに現実的な家族の存在のディスクレパンシー。これに尽きる。
読了日:10月27日 著者:フランツ カフカ
長い終わりが始まる (講談社文庫)
羽田で読む本がなくてたまたま購入。というか、この年代の女性作家の作品はどんなものかと思って移動中にさらっと読んでみた。正直、よくわからない。現代の学生像は実際こんな感じなのか。”社会のコードにしたがってセックスしているのに違いない。”このフレーズがとてもよく表現していると思う。
読了日:10月22日 著者:山崎 ナオコーラ
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
物語の舞台やその時間経過のイメージから思わず”旅のラゴス”を思い出してしまう。原語で読めればもっと深い理解ができるのかもしれないが、自分の感性ではここまでか。
読了日:10月16日 著者:パウロ コエーリョ
知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性 (講談社現代新書)
確かにこちらを先に読むとまた違った理解ができたかもしれない。今回は学生さんの役割がしばしば効いている。しかし、人間の数だけ知性があるのか、と方法論的虚無主義に頷きそうになりながら、帰納主義者の言いたいこともわかる気がするし、議論の末にロマン主義者の言葉にホッとしたりする。結局頭の中は複雑系で・・・。
読了日:10月10日 著者:高橋 昌一郎
「おじさん」的思考 (角川文庫)
「街場・・」に比べ、展開がやや冗長な感じがするのは2000年前後の作であるためか?しかし、いずれも”う~ん、そう来ますか”と納得してしまう。私も煩悩のイヌが頭の中でわんわん吠えてるおじさんの部類なので、”も少しどうにかならんかね?”と言われそうであるが、逆に自信をつけさせてもらったのかもしれない。
読了日:10月05日 著者:内田 樹
街場の現代思想 (文春文庫)
辺境論に続いて2作目。大学入試に出題が多いというのも頷けるが、自分を含め、一体どこまで本当に噛み砕けてるのだろう。中では”文化資本”と「生きることの愉しさ」がまさに目からウロコであった。幾つかの違う視点から問いに対する論理が展開されているので、どこかほころびが無いか注意して読むという暴挙に走ってみたが、それもむなしく説破されっぱなしであった。くやしいので、手元のもう一冊に突入しようと思う。しかし、脳裏には内田センセの本をひっ掴みレジに並んでいる自分の姿が浮かんでくる・・・。
読了日:10月02日 著者:内田 樹
15のわけあり小説 (新潮文庫)
ちょっと期待し過ぎた感じだったけど、それなりに楽しめました。意見が分かれるところでしょうけど、私が一番やられた!と思ったのは「人はみかけに・・」でした。
読了日:10月01日 著者:ジェフリー アーチャー
2011年10月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1898ページ
ナイス数:102ナイス
絵のない絵本 (角川文庫)
第16、28、31夜がよかったなあ。家庭背景や若いころの苦労は新見南吉のそれと重なるイメージがある。
読了日:10月30日 著者:アンデルセン
変身 (新潮文庫)
とうとう来たかという思いでそーっと読んでみた。感じたこと?そうだなあ、巨大な虫の形?ムカデというよりも褐色の団子虫か。そしてシュールな存在であるはずのグレゴールと、これに対峙するあまりに現実的な家族の存在のディスクレパンシー。これに尽きる。
読了日:10月27日 著者:フランツ カフカ
長い終わりが始まる (講談社文庫)
羽田で読む本がなくてたまたま購入。というか、この年代の女性作家の作品はどんなものかと思って移動中にさらっと読んでみた。正直、よくわからない。現代の学生像は実際こんな感じなのか。”社会のコードにしたがってセックスしているのに違いない。”このフレーズがとてもよく表現していると思う。
読了日:10月22日 著者:山崎 ナオコーラ
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
物語の舞台やその時間経過のイメージから思わず”旅のラゴス”を思い出してしまう。原語で読めればもっと深い理解ができるのかもしれないが、自分の感性ではここまでか。
読了日:10月16日 著者:パウロ コエーリョ
知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性 (講談社現代新書)
確かにこちらを先に読むとまた違った理解ができたかもしれない。今回は学生さんの役割がしばしば効いている。しかし、人間の数だけ知性があるのか、と方法論的虚無主義に頷きそうになりながら、帰納主義者の言いたいこともわかる気がするし、議論の末にロマン主義者の言葉にホッとしたりする。結局頭の中は複雑系で・・・。
読了日:10月10日 著者:高橋 昌一郎
「おじさん」的思考 (角川文庫)
「街場・・」に比べ、展開がやや冗長な感じがするのは2000年前後の作であるためか?しかし、いずれも”う~ん、そう来ますか”と納得してしまう。私も煩悩のイヌが頭の中でわんわん吠えてるおじさんの部類なので、”も少しどうにかならんかね?”と言われそうであるが、逆に自信をつけさせてもらったのかもしれない。
読了日:10月05日 著者:内田 樹
街場の現代思想 (文春文庫)
辺境論に続いて2作目。大学入試に出題が多いというのも頷けるが、自分を含め、一体どこまで本当に噛み砕けてるのだろう。中では”文化資本”と「生きることの愉しさ」がまさに目からウロコであった。幾つかの違う視点から問いに対する論理が展開されているので、どこかほころびが無いか注意して読むという暴挙に走ってみたが、それもむなしく説破されっぱなしであった。くやしいので、手元のもう一冊に突入しようと思う。しかし、脳裏には内田センセの本をひっ掴みレジに並んでいる自分の姿が浮かんでくる・・・。
読了日:10月02日 著者:内田 樹
15のわけあり小説 (新潮文庫)
ちょっと期待し過ぎた感じだったけど、それなりに楽しめました。意見が分かれるところでしょうけど、私が一番やられた!と思ったのは「人はみかけに・・」でした。
読了日:10月01日 著者:ジェフリー アーチャー
2011年10月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
ドイツの旅③ 路上編
奈良まで行ってしまった
第49回癌治療学会も無事終了。最終日が別の研究会で遅かったので、もう一泊した。翌朝早起きして6時20分名古屋始発ののぞみで京都経由奈良に行ってきた。目的は”正倉院展”。開場30分前には着いたけど既に長蛇の列。当日券購入して並ぶこと約30分(人の数の割には意外と早く入れた)、館内はイモ洗い状態。香木、袈裟、剣など今回の目玉展示もなんとか目にすることができた。すばらしい。が、思った以上の感動はそこまでなかった気がする。あまりの人の多さのためか?やはりできれば心静かに対面したかった。その後、法隆寺まで行くことを画策していたのだが、隣の興福寺の「北円堂開帳」の案内に目がとまり、ふらふらと立ち寄ってみた。そして自分の無知に愕然とすることになる。正直、今回の自分にとっては正倉院展よりもはるかに素晴らしかった。国宝の嵐である。一昨年、九国で見れなかった阿修羅像にも対面できた。金剛力士像あぎょう・うんぎょう、これも迫力ある。そして今回もっとも打ちのめされたのは北円堂の無著・世親像である。特に無著像。その静かなたたずまいの中にも力強く訴えかけてくる表情、おそらく約2メートルという身の丈が関係しているのだろうが、あまりの存在感にしばしその場で圧倒されていた。これだけでも奈良まで足を伸ばした甲斐があった。おりしも雨が降り出したが、余韻に浸りながら帰路に就いた。
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カタルパの木 久し振りの投稿。この道は数十回と通っているはずなのであるが、気づいていなかった。カタルパの木、アメリカキササゲという北米由来の樹木である(木大角豆とも書くらしい、読めない)。初夏に開花するとある。今朝、久し振りに高良山に登ろうと車でいつものルートで参道下に向かう途中...
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写真は大浦のボウリング発祥の地のモニュメント。ここにあったのは知らなかった。あらためて撮影。昭和40年代後半から50年代前半にかけたボウリング全盛時代には市内に合計4か所のボウリング場があった。ゴールデンボウル(家野町)、ラッキーボウル(大橋町)、72ボウル(宝町)、そしてスポ...
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とても天気がよかったので久しぶりに近所の散策に出かけた。いつも車で近くは通っているのだけど、やはり歩いてみるといろんな細かいことに気付く。その中で今回はちょっとショッキングなことになってた。あの永井学生センターがとうとう取り壊されて平地になってしまっていたのだ。たぶん駐車場...
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前回豆腐の話を書いたとき、玄海嵐が出てきたので、つい九大時代の食生活について書きたくなった。時は1991年。まだ日本がいろんな事に前向きで元気のあったころ(というか、バブルか)。当然まだ独身であったので、ラボの学生や企業から来ていた同年代の研究生なんかとよく食事に出かけた。この...