久しぶりに早朝の散策。今回は通り道沿いでみつけたきれいな花の拡大図。拡大してみると新たに気づくことがある。
「百日紅」 かなり以前に記したことがある。一番多いのはピンク、次いで白。そしてあまり見ないが薄めの紫。今回挙げたものはピンクの濃いやつ。拡大すると黄色いおしべが密集していることがわかる。蕾は一緒に映り込んでいる丸い実のようなものであることを今回初めて知った。よくみると縁がしわしわの花弁がその実みたいな外殻にくっついているように見える。
その後調べてみたら、実際は更に複雑である事が判明した。中央の黄色く目立つのは雄しべだが食用で昆虫をおびき寄せる目的。その周りに内向きに屈曲するやや背が高くて先端が丸いやつが本物の雄しべらしい。雌しべは中央にこれまた一本屈曲した細長いやつがしっかり隠れている。自然のなせる技、すごいの一言である。
「ムクゲ」アオイ科フヨウ属。芙蓉についてはこれまた以前記したことがあったと思う。今回は花芯の形状と色味の変化に注目。中央の濃いピンクの部分だけに注目するとナデシコの花のように見える。尖った先端部はそのまま花弁の花脈(?)に連続している。
「夾竹桃」これも記録歴あり。これも濃いピンクと白の存在は知っていたが、今回薄いピンクを発見した。気づかないだけだったのかな。夾竹桃をみるといつも思い出すのが、大学時代の薬理の教授が葉に含まれるスロトファンチンの毒性に関して馬の話を引き合いに出した講義のこと。
「カンナ」これもよく見るのであるが、多くがすでに暑い日中であったためかしおれていることが多かった。今日の花はシャキッとしていたのでアップ。
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