2022年4月16日土曜日

筑紫紅

 久留米に居を移して早8年目に入った。予定任期の後半である。ここ1年で様々な役割を担うようになり、ここからがおそらく本当の意味で正念場であり、持てる力を発揮すべき時間なのであろう。まずは心穏やかにして取り組みに徹したい。

 さて、これまでこの時期には当たり前のように目にしていたのだが、綺麗だとは思ってもそれ以上の思いはあまりなかったのだが、あえて久留米つつじについて触れてみる。

 原種は霧島山のヤマツツジとミヤマキリシマの自然交雑種に薩摩大隅半島のサタツツジとされているとのこと。久留米地方全くのオリジナル品種ではないようである。高良大社の社の横に広い範囲の原木があるが、この花は色がやや薄めのオレンジがかった感じでむしろあまり目立たない印象であった。街中でよく見かけるかなり紅色の強い小ぶりのものは筑紫紅(ちくしべに)と呼ばれる品種のようで、調べてみると認定が1989年6月、母が黒竜、父が若楓とのことで比較的新しい品種のようである。一重咲きの濃赤色の花で枝当たりの花数が極めて多いのが特徴。たしかに満開の様子は圧巻である。これから近くでツツジを目にすることがあれば少し詳しく観察してみなくてはと思う。躑躅、漢字は極めて複雑。見る人が足を止めるほど美しいという言われらしい。ツツジ目ツツジ科ツツジ属、学名 Rhododendron、英名 Azalea





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