カタルパの木
久し振りの投稿。この道は数十回と通っているはずなのであるが、気づいていなかった。カタルパの木、アメリカキササゲという北米由来の樹木である(木大角豆とも書くらしい、読めない)。初夏に開花するとある。今朝、久し振りに高良山に登ろうと車でいつものルートで参道下に向かう途中、白い沢山の花をつけた木が視界に飛び込んできた。何かあるぞと思ったが、高良大社参拝後、帰りに確認してみようと思ってその場は通り過ぎた。さて、下山していよいよ対面である。樹木は結構背が高い。幹もなかなかしっかりしているので、少なくともかなり以前からここにあったはずである。今回たまたま開花の時期にあたったので、認識できたのであろう。高校時代に初めてここを通った時にはすでに存在していたはずだと考えると、思わず郷愁に似た感覚が襲ってきた。さて、観察するに、花は白く、中振りで、10~20個の花がかたまって咲いており、これが樹木の全体に広がっている。拡大すると花芯付近には紫の鎖線状の複数模様の中に2本のやや幅広黄色の模様がアクセントになっている。一見、シャガの花を彷彿とさせる。幹の近くに寄ってみると、説明版を発見。新島襄ゆかりの木とある。由来は理解できたが、何故、この地のここにあるのかについては記載がなかった。新島に縁のある人が種なり苗を譲り受けたのか?謎である。この近くには水明荘や天台宗寺院などもあり、歴史的に新島と縁のあるような地位ある人物がいた可能性は否定できない。いろんなことを思い浮かべながらカタルパの木を後にした。