とうとうこの日がやってきた。前回「さらば、アヴァンシア」を記したのが2013年11月であるから、それから早8年半である。いよいよこの愛車ともお別れである。総走行距離は約87,500km、調子はすこぶる順調に経過した8年半であった。まだ十分乗れるのであるがいろんな思いもあって、今回車両変更することになった。思えばこのアコードの納車の日は今でもよく覚えている。担当のKさんから装備の説明を受け、赤いバラの花束をもらったように記憶している。その5か月後にまさか久留米に異動するとはこの時露とも思っていない。そう、故にこの車はその後の自身の人生とともに歩んだ戦友なのである。異動後2年目の夏、台風の強風であろうことか駐車場の壁が崩壊し、リアをかなり激しく破損するトラブルがおこった。全くの不可抗力であり、この時は建物の施工業者が全額負担で修理してくれた。この際にもホンダの担当Kさんに大変お世話になった。長年ホンダユーザーを維持してきたのも少なからずこのKさんのケアのすばらしさによるものであった。久留米店のディーラーには残念ながらそのような細やかさは殆ど感じられなかった。実は今回の車両変更の理由の1つにはメインではないがこれがあった。そして今回の車両変更である。さすがに前日にアコードを念入りに洗車・清掃した。家内は「なぜ?」なんて言っていたが、これはやはり苦楽を共にしてくれた車へのせめてものお礼である。次にどのような人の手に渡るかは全く持ってわからないが、是非自分のような人がオーナーになってほしい。新車両に乗ってディーラーを出るとき、奥に駐車した白い車体を直視はあえてせず、少しだけ感じながら後にした。「さらば、アコード・ハイブリッド、ありがとう」
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